ある臨床心理士のココロノウチ

自分自身の自己一致をめざして、なるべく心の中を正直に、思ったことや感じたことを素直に記して行こうと思います。

贖罪と謳歌の人生

働く人を大雑把に分けると、2種類あるように思う。

役割を仕事にする人と趣味を仕事にする人。

かなり強引な分けかたとは思うが、ふと今思う、私なりの分類の仕方。

私はといえば、役割を重視する方だ。人の心の面で、何らかの役に立ちたいという役割。

でも、役割を仕事にすることは、辛さや疲労を伴う。

趣味を仕事にしたとしても、辛さや疲労はあるかもしれないが、今の私は、何かうらやましさを感じる。

役割を仕事にする人は、私の前世に対する考え方だが、前世での罪をあがなうために、辛くても、がんばらなくてはならない人生。自分の中に、自分の愉しみだけを追求してよいとは思えない、何か根本的な罪の意識のようなものがある人生。

一方、趣味を仕事にする人は、今生の人生を精一杯楽しむために、自分の好きなことを追求していく人生。自分の好きなことをして、人生を謳歌することが、周囲の人にもよろこびを与えていく人生。

できれば後者のように、仕事を苦と思わず、楽しんで取り組めて、そのことがまた、周囲にもよろこびの連鎖を広げていくような、そんな仕事ができたらいいな、と思う。

でも、今のところは前者だ。

今生で、前者から後者へと変わっていく可能性もあるかもしれない。だとしても、まだもう少し先のことだろう。

最近、テレビを見ていて、自分にピタッとくる言葉があった。

それは「修行」。私も修行に行きたいと思った。

しばらく、自分にとっての「修行」を探すことになりそうだ。